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2025/05/22院長ブログ

フロスは歯磨き前?後?〜歯磨きの新常識〜


こんにちは!
歯科衛生士の岩切美奈です。
今回は歯磨きについてのお話です。

皆様、普段のお口のケアはどうしていますか?

歯ブラシ、フロス、歯間ブラシ、マウスウォッシュなどなど…選択肢は様々。

お口の中の汚れ=歯垢(プラーク)はベトベトした物質なので、うがいをしただけでは取れません。

殺菌効果のあるマウスウォッシュは、歯垢の表面は殺菌されます。

しかし、残念ながらベトベトしているせいでマウスウォッシュだけで歯垢が落ちることはありません。

そこで大切になってくるのが歯磨きです!
今回は、2025年1月23日に放送されたNHKのTV番組「あしたが変わるトリセツショー」にて、歯科医師の天野敦雄先生が紹介されていた歯磨きテクニックをご紹介します。



ちなみに私は歯科衛生士として、天野先生とは過去にお仕事で何度かご一緒したことがありますが、どんなに難しい事も分かりやすく!面白く!お話しされるので、学ぶ事ばかり。。。
尊敬する歯科医師の一人です。


もちろん、当院院長の丸山先生も尊敬しています♪


〈歯間が磨ける歯磨きテクニック〉 

歯ブラシは歯に対して90度に当てると、歯間にスキマができてしまいます。
そこで、若干歯肉の方に毛先を向けます(45度くらい)。
そうすると、毛先が歯間に入りやすくなり、磨き残しがちな歯間部も磨きやすくなります。


ポイントは大きく動かさず小さく小刻みに動かす事⭐︎
力を入れすぎない事⭐︎


この歯磨きでは鉛筆持ちが細かい動きがしやすくオススメです。
歯ブラシの角度を変えたり、力の入れすぎを防ぎます。


どうしてもグーの手で握る上から持ちがやりやすい…そんな方にオススメなのは把持部(はじぶ)を長く持つという方法。
そうする事で力の入れ過ぎを防ぎます。



ちなみに、フロスは歯磨き前が正解!
◎フロス→歯ブラシ


先にフロスで歯垢を落とし、その後に歯ブラシをした方が歯垢がよく取れるという研究結果もあります。
先に歯垢を落とした方が、歯磨き粉の有効成分であるフッ素などもピンポイントに届きやすいというのもメリットだと思います。


ちなみに、歯間が広めの方はフロスでは不十分です。
歯間ブラシで角度を変えてお掃除したり、ピンポイント歯ブラシも有効です。

お口の中の菌を減らす事も効果的なので、マウスウォッシュもぜひ活用しましょう。


プラークは落ちる訳ではありませんが、付きにくくするマウスウォッシュ!


という事で、歯ブラシについて改めて皆様にシェアしました。
とっても簡単なので、ぜひ日々のケアに取り入れてみてください♪

岩切美奈





ジャスミン歯科クリニック
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