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2025/11/18院長ブログ
寒くなってくると起こりやすい⁉︎顎関節症
こんにちは!
歯科衛生士の岩切美奈です。

だんだんと寒くなってきました。
季節の変わり目は体調の変化を感じる方も多いのではないでしょうか?

今回は、これからの寒い季節に症状が出やすい顎関節症についてのお話です。


〈顎関節症とはどんな症状があるの?〉
・口を開けようとすると顎が痛い
・あごを動かす時に音がする
・あまり大きく口が開かない
・急に噛み合わせが変化した
・顎が閉じない

主な症状の他にも、頭痛や肩こり、首こり、耳鳴りなど様々です。


〈寒くなると顎関節症が起こりやすい理由とは?〉
・寒さによる筋肉の緊張
→寒さで身体が縮こまったり、無意識に力が入ったりする事で筋肉が硬くなり、それが顎関節の動きを妨げる原因に。

・食いしばり、歯ぎしりの増加
→寒さやストレスから、無意識の噛み締めが出やすくなります。

・食事や生活習慣の変化
→冬〜年末年始など、食べる機会が増えてきますよね。
その影響で疲労が溜まり、咀嚼筋や顎関節にかかる負担も増加します。
また、寒さで顎周りが冷える事も悪影響の一因です。

・姿勢の変化
→寒くなると肩がこわばって上がったり、猫背になったり、頭が前に出る姿勢になりがちです。
こうした姿勢は顎関節症に影響します。


〈セルフケア〉
・冷やす急に強い痛みが出た時に行います。保冷剤をタオルで包むなどして、痛みのある部分に10分ほど当てます。

・温める→急性症状が消え、顎を動かす時だけに痛みが出る場合に行います。
タオルを水に濡らしてよく絞り、電子レンジで1分ほど加熱します。
火傷をしない程度に冷ましてから痛みを感じるところに当てます。
5分ほど温めて、顎を動かして痛みが和らいだら効果があるという事!
1日に何回か繰り返します。

・咀嚼筋ほぐし→温湿布で温めている時や入浴時に、筋肉痛のある場所を優しく円を描くように揉むと効果があります。

・開口トレーニング→医師の指導のもと、関節に問題があり口が開かない時に行います。


〈日常生活での注意点〉
・食事の際の噛み方の意識→ 食事中は左右片側だけで噛むクセを避け、なるべく左右均等に噛むよう意識する。
また スルメなど長時間咀嚼を要求する食材は、顎に負担がかかることがあるため、症状がある時は控えめに。

・寒さ対策→寒さは筋肉を収縮させてしまい、症状が悪化することも。暖房を使うなどの寒さ対策を。

・姿勢改善正しい姿勢は「背骨の上に首、首の上に頭」です。頭が前に出る猫背の姿勢は首や肩を緊張させるので注意。

・歯列接触癖→上下の歯が接触していると顎の筋肉が働き負担がかかります。「上下の歯を離してリラックス」などと書いたメモを目のつくところに置き意識させることも有効です。


軽い症状でも、放置すると慢性化・重症化することがあります。
セルフケアを続けても改善しない、また症状が強い方は、当院で対応が可能です。
ぜひお気軽にご相談ください!


岩切美奈



ジャスミン歯科クリニック
〒261-0001 千葉県千葉市美浜区幸町2-17-1-101
TEL:043-204-5648

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2025/11/05院長ブログ
その1本が歯の寿命を縮める!?喫煙と歯周病の関係

 

こんにちは。院長の丸山です。
11月17日は肺がんへの理解と
予防意識を高めるために定められた
「肺がん撲滅デー」です。

 

肺がんの主な原因とされるタバコは、
全身のさまざまな病気のリスクを高めることが
知られています。

 

その影響は、お口の中の病気も
例外ではありません。

 

 

 

 

◆ヤニ汚れより怖い!
 タバコが奪う” 歯の寿命”

 

タバコによるお口トラブルといえば、
「ヤニ汚れ」「口臭」
イメージされる方も多いでしょう。

 

しかし、タバコの害で本当に怖いのは、
歯の寿命そのものを縮めてしまうことです。

 

ある調査では、70代の喫煙者は
非喫煙者よりも平均で約8.5本
歯が少ないという結果が報告されています。

 

 

 

その背景にあるのが、
歯を失う原因で最も多くの割合を占める
「歯周病」の存在です。

 

喫煙はこの歯周病の進行を早めるだけでなく、
歯周病治療の効果まで下げてしまいます。

 

この二重の悪影響によって、
タバコを吸う人ほど
歯を失うリスクが高まってしまうのです。

 

 

 

 

◆知らないうちに進む喫煙の”二重ダメージ”

 

タバコが歯周病の進行を早める主な原因は、
煙に含まれる3 つの有害物質
(ニコチン・一酸化炭素・タール)です。

 

・ニコチン:血流を悪化させ、歯ぐきを栄養不足にする
・一酸化炭素:体を酸素不足にして、歯ぐきの抵抗力を奪う
・タール(ヤニ):歯の表面にこびりつき、
歯周病菌がつきやすい環境をつくる

 

 

 

こうした影響が重なることで、
歯ぐきが本来持つ「細菌と戦う力」
「傷を治す力」が徐々に奪われていきます。

 

その結果、タバコを吸う人は
吸わない人に比べて
歯周病のリスクが約5.4 倍に上昇するほか、
治療の効果も半分程度まで
落ちることがわかっています。

 

さらに問題なのは、血流の悪化によって
歯ぐきの腫れや出血といった
歯周病特有のサインが出にくくなる点です。

 

そのため、喫煙者は自覚がないまま
歯周病が重症化してしまい、
やがて歯がぐらついたり、
抜けてしまったりするおそれがあります。

 

 

 

 

◆”禁煙”が無理でも諦めない!
 今からはじめる歯周病ケア

 

歯周病だけでなく、全身の健康のためにも
「禁煙」がベストの選択です。

 

とはいえ、
「わかっているけど、今すぐの禁煙は難しい」
という方も多いでしょう。

 

大切なのは、すぐに禁煙ができなくとも、
タバコのリスクを理解したうえで
今できる歯周病ケアを欠かさないことです。

 

 

 

 

ご家庭での丁寧なセルフケアと、
歯科医院での定期的なケアを継続しながら、
タバコの影響を少しずつ減らしていきましょう。

 

 

ジャスミン歯科クリニック
〒261-0001 千葉県千葉市美浜区幸町2-17-1-101
TEL:043-204-5648
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