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- 2024/10/18院長ブログ
- 食欲の秋に"カムカム"調理で噛む食感を楽しみながら栄養をしっかり摂りましょう!
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皆様こんにちは!歯科衛生士の岩切美奈です。
暑かった気温も落ち着き、すっかり秋めいてきました。過ごしやすい日々になり、外に出る機会も増えそうですね。
秋といえば、食欲の秋。栗、かぼちゃ、サツマイモ、レンコン、だいこん、椎茸、鮭などなど。秋が旬の美味しい食材はたくさんあります。旬のものは栄養価も高く、積極的に取り入れたい食材です♪
以前のブログで、オーラルフレイル には歯科医院での正しい診断と適切なお口の体操がとても大切というお話をしました。
フレイルとは"虚弱"という意味です。身体的に虚弱になると→転倒・骨折のリスクが上がり→要介護状態の原因になります。
それでは、フレイルを防ぐためにはどうすれば良いでしょうか?
フレイル予防プログラム「カムカム健康プログラム」では以下の4つを推奨しています。
1.口腔体操やよく噛んで食べることにより口腔機能低下を予防すること。2.噛みごたえのある食材(カムカム弁当)でバランスの取れた栄養を摂取すること。3.全身の運動を行うことで、全身的な体力や活動の低下を防ぐこと。4.一緒に食べて、社会に参加すること。
(参考文献:松本歯科大学カムカムレシピ集HPより)
食べる事は生きること。生命維持機能の一つだけでなく、根源的な喜びでもあり、人生の中で最後まで残る楽しみでもあります。
「カムカム健康プログラム」は口の健康意識を高め、食と健康の行動変容を促し、長生きを喜べる環境を創造することを目的としています。
その中の「カムカム弁当」とは、噛む食感を楽しみながら栄養をしっかり摂る、をコンセプトとしています。
カムカム弁当の一例(参考文献:東京科学大学HP カムカム健康プログラムより)
【カムカム調理の4つのコツ】①噛みごたえのある食材を!例えば白米→玄米や雑穀米へ、ハンバーグやつくねに噛みごたえのある切り干し大根やレンコンを入れる事で噛みごたえが増します。
②大きく切る!食材を大きく切ることで、噛む回数が増え、噛む筋肉をより使います。
③加熱を短く!野菜類は、加熱することで柔らかくなるので、食感を残した加熱時間へ。
④水分を少なく!例えば、カレーをドライカレーにするなどの工夫により、噛みごたえが増します。
(参考文献:東京科学大学HP カムカム調理の4つのコツより)
【よく噛んで食べることのメリット】1.食べ物を小さくして消化・吸収を助けます。2.唾液がたくさん出て、口の健康維持に役立ちます。3.口の働きが活発になり、口の健康が維持されます。4.しっかりと味わいながら、美味しく食べることができます。5.食べているものへの意識や理解が深まり、栄養素なども意識することになります。
このように美味しく栄養価も高く、メリットがたくさん!是非、この食欲の秋に実践してみてください♪
松本歯科大学カムカムレシピ集HP
東京科学大学HP カムカム健康プログラム
東京科学大学HP カムカム調理の4つのコツhttps://www.ohcw-tmd.com/research/point.html
ジャスミン歯科クリニック〒261-0001 千葉県千葉市美浜区幸町2-17-1-101TEL:043-204-5648Googleマップ:https://g.page/r/CZXqfilmX6AXEBA
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- 2024/10/02院長ブログ
- 母子ともにリスクが! 妊娠中の口腔ケアの重要性
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こんにちは。院長の丸山です。
秋といえば「食欲の秋」。
旬の食材を味わうのが楽しみになる季節です。旬の食材はおいしいだけでなく
栄養価も高いため、
積極的に食事に取り入れたいですね。そんな食事が楽しみな季節だからこそ、
お口のケアも欠かせません。中でも妊娠中の方は
お口のトラブルが起こりやすく、
母子の健康にも悪影響を与えうるため、
特に注意が必要です。そこで今回は、
妊娠中の口腔ケアの重要性について
お話ししていきます。◆痛みや不快感も!?
妊娠中に起こりやすいお口のトラブルかつては
「一子を得ると一歯を失う」
といわれたほど、
妊娠中は口内にさまざまな問題が
発生しやすくなります。「気分が悪くて、歯が磨けない」
「だ液がネバついて気持ち悪い」
などがその代表例です。また、妊娠前にはなかった
以下のようなトラブルに悩まされる方も
少なくありません。・歯や歯ぐきに痛みがある
・歯ぐきに腫れや出血がある
・冷たいものや熱いものがしみる
・口臭が強くなる◆なぜ妊娠中にお口のトラブルが起きるのか?
その要因のひとつが、妊娠中における
女性ホルモンの分泌量の増加です。
これにより、女性の体には
さまざまな変化が生じます。これはお口の中も例外ではなく、
サラサラだっただ液が粘り気を増し、
つわりによって
歯みがきが困難になるなどして、
普段よりもお口の中を
清潔に保つ力が弱まりますまた、歯周病菌の中には
女性ホルモンによって
活発になる菌が存在することも、
妊娠中に歯ぐきの腫れや
出血が多くなる一因です。さらに、妊娠後期に入り
お腹が大きくなると、
一度に食べられる食事の量が限られるため、
結果的に食事の回数が増えていきます。
それに応じたケアが不足してしまうことも、
お口のトラブルが増える要因となります。◆赤ちゃんにも悪影響が!?
妊娠中の歯周病に要注意妊娠中のお口のトラブルは
お母さんだけの問題ではなく、
赤ちゃんにまで影響する恐れがあります。その一例が、早産や低体重児出産です。
近年の研究により、妊娠中の歯周病は
早産や低体重児出産のリスクを約2倍~4倍も
高めることがわかっています。これは、歯周病の原因菌や歯ぐきの炎症が、
子宮の収縮に影響を与えるためと
考えられています。このことから、
妊娠中はお母さん自身だけではなく
お腹の赤ちゃんの健康を守るためにも、
お口のケアは欠かせません。◆安定期に入ったら歯科受診を!
妊娠中のお口の健康は、
お母さんと赤ちゃん、双方に大切です。妊娠安定期(妊娠16週~27週)に入ったら、
ぜひ歯科医院で検査とクリーニングを受けましょう。
また、安定期であれば
必要な歯科治療を受けることも可能です。定期的なケアでお口の健康を保ち、
安心して出産を迎えられるよう、
私たちも全力でサポートいたします。妊娠中のお口のケアで気になることがあれば、
お気兼ねなく当院へご相談ください。ジャスミン歯科クリニック〒261-0001 千葉県千葉市美浜区幸町2-17-1-101TEL:043-204-5648Googleマップ:https://g.page/r/CZXqfilmX6AXEBA - 続きはこちら