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- 2024/08/23院長ブログ
- 天然歯にこだわる、部分矯正という考え方
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こんにちは!歯科衛生士の岩切美奈です。暑い日々が続いていますね。お盆休み等もあり、楽しい事も多い季節だと思います。こまめに水分を摂り、上手にエアコンを活用して、暑い夏を乗り切っていただけたら幸いです。
今回は、部分矯正についてのお話です。部分矯正とは、その名の通り一部の歯に装置を装着し、部分的に歯を動かし並べる矯正法です。
①部分矯正前
①部分矯正後
②部分矯正前
②部分矯正後
・前歯の部分的なねじれを治したい・インプラントや入れ歯などではなく、位置がズレているだけの健康な歯を動かして、健康な歯質や歯の神経を残して噛めるようにしたい。・奥歯のブリッジの土台となる歯の傾きを治したい・通常は抜歯になる歯を残して、差し歯にしたい
こんな時に、部分矯正が有効です!
お口の中の咬み合わせを考えるとき、ご自分の歯(天然歯)に勝る素材はありません。天然歯を極力残して利用する治療法にこだわるのは、意味があることだと考えます。
[天然歯にこだわる理由]
天然歯には"歯根膜”という天然のセンサーが付いています。センサーがあると、食べ物を咬んだ時にとっても硬いものがあれば、あごの咬む力を弱めて歯やあごに無理な力がかかることを防いでくれるのです。このセンサーの代替品はなく、もちろんインプラントや義歯にはこのセンサーはありません。そういった理由で、当院では天然歯にこだわっています。
[部分矯正の治療の流れ]
①初診カウンセリング
丁寧にお話をお伺いしながら、お口の状況・ご要望を把握して、大まかな治療方針や費用等についてご相談させていただきます。
②精密検査・資料採得
部分矯正では全顎矯正と違い、通常は全ての歯の位置や傾きや骨の形を変えることはありません。そのため、精密検査はほとんどの場合必要ありません。ただし、矯正部位が複数・広範囲に渡って全顎的な考慮が必要な場合は、精密検査・資料採得を行うことがあります。
③矯正前の前処置
むし歯など治療が必要な歯がある場合は、矯正治療を始める前に処置を完了します。また、お口の中のクリーニングを行い、矯正中はご自宅でのセルフケアも大切ですので、ブラッシング指導も行っていきます。
④部分矯正開始
どの部位をどんな目的でどの方法で矯正するかにより、費用・治療期間は変わります。十分なコンサルテーションの後、無理のない治療方針を立てさせていただきます。
[部分矯正の様々な方法をご紹介]
・前歯のスキマ(いわゆるすきっ歯)や、前歯のねじれを整える部分矯正
・虫歯や歯周病のリスクを減らすための、歯の傾きを正しい位置に戻す部分矯正
・噛み合う歯が無くなった為に飛び出てきてしまった歯を、圧下し正しい位置に戻す部分矯正
・歯を少し挺出させることで、歯を抜かずに差し歯にして咬み合わせに参加させる部分矯正
部分矯正はこれらの方法を単独、もしくは組み合わせて行います。
状況にもよりますが、歯周病で動いてしまった歯並びについても有効です。当院では治療の選択肢のひとつとして、部分矯正を積極的に行っています。もちろん、治療計画は患者さまが納得するまで、相談の上で決定します。
ぜひ一度ご相談にいらしてみてください!お待ちしております♪
ジャスミン歯科クリニック〒261-0001 千葉県千葉市美浜区幸町2-17-1-101TEL:043-204-5648Googleマップ:https://g.page/r/CZXqfilmX6AXEBA - 続きはこちら
- 2024/08/02院長ブログ
- 口腔ケアが命を守る!歯周病と心臓病の密接な関係
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こんにちは。院長の丸山です。
8月に入り、いよいよ夏本番となりました。
厳しい暑さが続きますが、
こまめな水分補給と体調管理を心がけ、
この夏を乗り切っていきましょう。さて、8月10日は
「健康ハートの日」です。
810=ハートの語呂にちなみ、
心臓病の予防キャンペーンの一環として
日本心臓財団が提唱しました。日本人の死亡原因第2位の心臓病は
歯科とも密接に関わっており、
口腔ケアが不十分だと
心筋梗塞などの重篤な病気に
かかりやすくなることが
わかっています。そこで今回は、
あまり知られていないお口と心臓の意外な関係や
そのリスクについて、詳しく解説していきます。◆歯周病になると
心臓病のリスクが2倍に!?「歯周病」と聞くと、
お口だけの問題と感じるかもしれません。しかし、近年は世界各国の研究によって、
歯周病が全身のさまざまな病気と
関係していることがわかってきました。心臓病もそのひとつで、
国内で実施されたある調査では、
歯周病の疑いが強い人は、
そうでない人と比較して
心筋梗塞の発症数が約2倍に上るとの
データが報告されています。これまで、心臓病の危険因子としては
高血圧や肥満、喫煙などが
主に挙げられていましたが、
ここにきて「歯周病」も
無視できない存在であることが
明らかになってきたのです。◆歯周病が心臓に影響するのはなぜ?
歯周病と心臓病、
一見すると無関係に思える
この2つの病気に
いったいどのような関わりがあるのでしょうか。そのメカニズムについては、
現在までに次の2つの説が
考えられています。1つは、歯周病菌が血流に乗って心臓へ運ばれ、
血管に炎症を起こすという説です。この炎症によって心臓の血管の壁が厚くなると、
いわゆる「動脈硬化」が進行し、
狭心症や心筋梗塞を引き起こします。実際に、動脈硬化を起こした患者さんの
心臓の血管を調べた研究では、
数種類の歯周病菌が
発見されたという報告があります。もう1つは、歯ぐきの炎症そのものが
心臓病をはじめとする
全身の病気の引き金になるという説です。歯周病で歯ぐきが腫れると、
その部位からは炎症に関連した
さまざまな物質が放出されます。
これらの物質が心臓に運ばれると、
血管などに悪影響を及ぼすことがわかっています。◆命を守るためにも歯を大切に!
生活習慣病の予防といえば、
「食事」「運動」「禁煙」「睡眠」などが
重要視されてきました。これらに加えて
「口腔ケア」も徹底することが、
今後の生活習慣病予防における
大切な取り組みになります。健康診断だけでなく、
歯科での定期検診も欠かさずに、
常に良好なお口の状態を目指しましょう!
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