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- 2022/09/05院長ブログ
- 5人に1人がかかる!?エナメル質形成不全
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こんにちは。院長の丸山です。
秋はお月見シーズン!
9月は1年で最も美しいと言われる、
「中秋の名月」も空に昇ります。月を眺めながらお団子をいただくというのも、
なかなか風情がありますよね。さて、夜空に輝く月は美しいものですが、
歯も白く輝いていると
口もとが美しく見えませんか?歯が白く見えるのは、
エナメル質という組織があるからです。しかし、このエナメル質が
正常に形成されない事があります。◆エナメル質の役割
歯はエナメル質・象牙質・セメント質という
3つの層からできています。そのうちエナメル質は
人間の体の中で最も硬い組織です。歯の一番外側にあり、
熱いものや冷たいもの、酸性の食品などが
敏感な象牙質に触れないように
刺激やむし歯から歯を守っています。歯に白い輝きを生み出しているのも、
このエナメル質のおかげです。◆そんなエナメル質が「もろく」なる?
ところが、大事なエナメル質が不完全な状態で
歯が生えてくることがあります。歯の表面に
ボソボソとした「白いまだら」が生じたり、
むし歯でもないのに、歯の一部が
茶色や黄色に変色したりしていた場合は、
『エナメル質形成不全』の疑いがあります。また、重度の場合は
歯の表面がデコボコしたり、
歯を覆うエナメル質が無いため、
象牙質がむき出しになったりしてしまいます。しかも、エナメル質形成不全の症状がある歯は
見た目の変化だけでなく、
通常の歯よりもむし歯になりやすい
という特徴もあります。エナメル質形成不全の発症しやすい箇所は
奥歯(第一大臼歯)と前歯です。特に奥歯は汚れが溜まりやすく、
むし歯になりやすいため十分注意が必要です。◆子どもの5人に1人が発症!?
日本小児歯科学会が
7歳から9歳の児童を対象に行った調査によると、
地域差はあるものの
およそ5人に1人がエナメル質形成不全
という結果が出ています。エナメル質形成不全は決して珍しいものではなく、
思いのほか、高い頻度でかかり得る疾患なのです。しかも、乳歯の場合、
もともとエナメル質が薄く、
むし歯になりやすいのですが、
エナメル質形成不全の歯がむし歯になってしまうと
あっという間に
歯の神経まで進行してしまうため、
より一層注意が必要になります。乳幼児検診や学校の歯科検診で
エナメル質形成不全と
診断されることもあるかもしれませんが、
その場合は必ず定期的に歯科に通い
チェックをしてもらうことが重要です。そして、日頃からしっかりセルフケアもおこない、
お子さまの大切な歯を守っていきましょう。ジャスミン歯科クリニック〒261-0001 千葉県千葉市美浜区幸町2-17-1-101TEL:043-204-5648Googleマップ:https://g.page/r/CZXqfilmX6AXEBA - 続きはこちら