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2022/02/28院長ブログ
根面う蝕の初期治療にはフッ素が有効です。
こんにちは、院長の丸山です。

大人になるとできやすくなるむし歯に「根面う蝕」があります。
「根面う蝕」とは、加齢や歯周病の進行により歯肉が下がって露出した歯の根元にできるむし歯をのことを言います。
むし歯は、むし歯菌(ミュータンス菌)が作り出す酸によって歯が溶けることによって起こります。歯の上の部分の表面は、「エナメル質」という人体の中でも最も硬いと言われる組織で守られていて比較的むし歯になりにくいのですが、歯の根元の部分は柔らかく酸に弱いため、むし歯になるリスクが高い部分となっています。
また、気づきにくい上に進行も早いために、歯を失うリスクも高いという特徴があるむし歯です。
「根面う蝕」になるリスクは、30代頃から始まり加齢と共に増えていきます。



そんな「根面う蝕」ですが、進行した段階ではむし歯治療が必要ですが、初期段階ではフッ化物を用いた非侵襲的治療が有効です。非侵襲的治療とは、簡単に言うと歯を削らずに薬液の塗布などを行う治療のことです。

初期段階「根面う蝕」に対しては、まずは「フッ素入りの歯磨き粉」「フッ素入り洗口剤」を用い、再石灰化を試み根面う蝕の進行を止めることが重要となります。


フッ素の効果

・歯を強くする働き
 歯の表面を「むし歯菌」が出す酸に溶けにくい性質にします

・再石灰化の促進
 歯の表面から溶け出したリンやカルシウムの再石灰化を促進します

・酸を抑制
 「ミュータンス菌(むし歯菌)」の働きを弱めて、作る酸の量を抑えます


また、歯科医院で行う高濃度のフッ素を塗布するフッ化物歯面塗布も定期的に行うと更に効果的です。

フッ素入り歯磨き粉と洗口剤を使用してのご自宅でのセルフケア、そして歯科医院のプロケアで根面う蝕の進行を止め、健康なお口を維持していきましょう。



【当院お勧めのフッ素入り歯磨き粉と洗口剤】

●バトラー デンタルケアペースト


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ジャスミン歯科クリニック
〒261-0001 千葉県千葉市美浜区幸町2-17-1-101
TEL:043-204-5648
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2022/02/02院長ブログ
むし歯よサラバ!歯に良い食べもの

 

こんにちは。院長の丸山です。
2月といえば、受験シーズンの真っ只中。
受験を控えている学生さんや
保護者の皆さんにとっては、
まだまだ気の抜けない日々ですね。

 

試験は一発勝負。
本番で最大限の力を発揮するためにも、
健康管理はとても大切です。
規則正しい生活を心がけ、
ベストな状態で試験に臨みましょう!

 

 

さて、健康を維持する上では
栄養バランスの取れた食事が欠かせません。
そして、バランスの良い食事は身体だけでなく、
歯も丈夫にしてくれます。

 

そこで今回は、丈夫な歯を保つために
バランス良く取り入れていただきたい、
『歯に良い食べもの』をご紹介します。

 

 

 

 

◆歯を丈夫にする食べもの

 

「カルシウム」が骨を強くする
というのは有名な話ですが、
それは歯も同じ。

 

歯の表面は食事のたび
むし歯の原因菌によって
少しずつ溶かされています。

 

その際に、歯に含まれていたカルシウムも
溶け出してしまうのですが、
だ液などの働きによって、
溶けた歯は修復されます。

 

これを『再石灰化 (さいせっかいか)』といい、
カルシウムが不足してしまうと
再石灰化が上手くいかない
ため
歯が弱って、
むし歯にもなりやすくなってしまいます。

 

 

 

そんな、歯を丈夫にするカルシウムは、
・ひじき
・小魚
・昆布
・わかめ
・海苔
・牛乳
・チーズ

 

といった、魚介類海藻類、
乳製品
などに含まれています。

 

 

 

 

特に積極的にカルシウムを
摂取していただきたいのは妊娠中のお母さんです。

 

お腹の中の赤ちゃんは生まれる前から、
乳歯の芽と呼ばれる
「歯胚(しはい)」 を作りはじめています。

 

そして、中学生くらいのお子さん
生えはじめた永久歯を
丈夫にしていくため
に、
カルシウムは必要不可欠です。

 

 

ただし、
単純にカルシウムを多く摂取したからといって
歯が強くなるわけではありません。

 

というのも、
カルシウムは吸収率の低い栄養素で、
せっかく摂取しても、
そのほとんどは体内に取り込まれません。

 

しかし、
「ビタミンD」
一緒に摂れば話は別!

 

摂取したカルシウムの吸収を促進し、
骨まで運ぶ働きをもっています。

 

ちなみに、ビタミン Dを含む食品は
魚類やきのこ類で、
・カツオ
・きくらげ

などに含まれています。

 

 

 

さらに、
歯の表面を丈夫にするために
必要な栄養素がもうひとつ。

 

それが「ビタミンA」です。

 

ビタミンAは
・にんじん
・かぼちゃ
・レバー

などに多く含まれ、歯の表面を覆う
「エナメル質」という組織を強くしてくれます。

 

 

そして最後にご紹介するのが
「ビタミンC」

 

ビタミンCはエナメル質の下にある
「象牙質」という組織を強くします。
象牙質は歯のほとんどを構成する
いわば歯の主成分。

 

・パセリ
・ピーマン
・ほうれん草
・イチゴ
・みかん
・レモン

などに含まれているので、
これらもしっかりと摂るようにしてくださいね。

 

 

 

 

 

 

◆歯を掃除してくれる食べもの

 

「丈夫な歯をつくる」以外にも、
歯にとって良い食べものがあります。

 

それは、
繊維質を多く含む野菜や果物。

 

例えば、
・レタス
・セロリ
・ごぼう

といった食材ですが、
このような食べものは
飲み込むまでに何度も噛むことになり、
その際に
歯の表面や粘膜についた
汚れをこすり取ってくれます。

 

 

 

また、噛む回数が増えると
だ液もたくさん出ます。

 

だ液には
口の中の汚れや細菌を洗い流す作用もあり、
口腔内を清潔に保つには欠かせない存在です。

 

 

 

 

◆「食事」も「ケア」もバランスよく

 

「歯に良い食べもの」は今回ご紹介したように
たくさんありますが、
食事だけでは歯を守れません。

 

むし歯や歯周病の予防には
ご自宅での適切なケアと、
歯科医院での
定期検診が効果的
です。

 

いくら歯科医の治療や検診を受けても、
「ご自身で行うセルフケア」
を怠ってしまう
と、
歯は弱り、さまざまな疾患を
引き起こしてしまう
ことに。

 

食事もケアも好き嫌いせず、
「バランスよく」を心がけてくださいね!

 

 

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